千葉交響楽団 八千代公演

既に1週間以上経ったが、3月10日(日)、八千代市民会館に千葉交響楽団の公演を聴きに行った。家から徒歩で20分とかからない距離である。大分春めいて来た陽気の中、散歩がてら出かけた。

13:30開場。14:00開演。「キャンディード序曲」で幕が切って落とされた。明るく快活な、まさにアメリカの雰囲気が醸し出される。サントリーホールや佐倉市民音楽ホール程ではないが、音も悪くない。(席が良かったのか)いや、素晴らしい音が奏でられている。千葉交響楽団の実力を思い知らされた。

次に演奏されるのは「火の鳥組曲」。1919年版なので、編集されて今年で丁度100周年。これを目的にこの公演を聴きに行ったと言っても、過言ではない。その怪しく妖艶な世界に浸った。火の鳥の雛がよちよち歩いたり、大きく羽ばたいて飛び回る幻影が浮ぶ。低音楽器が醸し出す異世界的な雰囲気が良い。トロンボーンのスライドさせる(と言うのかな?)音は、ドップラー効果を表していると思われた。ピアノに隠れて演奏する姿は見えなかったが、ハープの音色も素晴らしかった。また、チューバに大きな円錐を出し入れする光景も初めて見た。この曲を目的にこの公演を聴きに行ったのだが、その期待は十二分に満たされた。が、それは序章に過ぎなかった。

20分の休憩をはさんで、八千代少年少女合唱団を交えた「唱歌の四季」で後半が始まる。柔らかく奏でられるイントロに、早くも涙腺が危険水位に達する。郷愁を誘う旋律が、心の琴線に触れる。「分厚いオーケストラの響き」とそれに負けない「天使の歌声」に、また涙腺が決壊した。(花粉の所為と強弁しておこう:笑)三善晃の素晴らしい編曲を、指揮者の山下一史氏も絶賛していた。

続く「ラプソディ・イン・ブルー」は、ソリストの外山安樹子氏のアドリブを交えた快演で、オーケストラも客席もノリノリ。チェロもスウィングしていた。品の良いジャズの中に、チャイコフスキーやラフマニノフの匂いを感じた。万雷の拍手に応えて、ピアノ独奏で〝Our Love Is Here to Stay" がアンコールで演奏された。これまた万雷の拍手。

締めは、ラベルの「ボレロ」。公演のエンドロールのように、各楽器が一つずつ旋律を奏でる。px4位で始まった演奏が最後には総出でfx10以上(笑)の大音響で会場を揺るがす。生ならではの演奏。全身が空気の振動に圧迫されるが、それに抗うように身体は前のめりになる。金管楽器の各奏者が最後には皆、顔を紅潮させていたのが印象に残る。

これだけの演奏が徒歩圏内で聴けるとは思ってもいなかった。すっかり千葉交響楽団に魅せられ、5月25日に津田沼で催される定期演奏会のチケットを購入した。こちらも今から楽しみである。同時に、再度の八千代公演を期待している。

最後に一言。素晴らしい演奏をありがとうございました。

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